くじら文庫 いしいしんじ 麦ふみクーツェ 〜へんてこさに誇りをもっていられるたったひとつの方法〜 とん、たたん、とん 真夏のむしあつい晩 ぼくはひとりめざめ、不思議な音に気づく。 光の差している窓辺にあゆみよると、窓の外は見たこともない黄金色にかがやく大地が えんえんとつづいているばかり。視線をうちの玄関先におとすと、そこには へんて... 2023.04.09 くじら文庫
くじら文庫 ネアンデルタール KINDRED Neanderthal Life, Love, Death and Art Rebecca Wragg Sykes ぼくが子どものころ、 まだ、公園や空き地に瓦礫がたくさん埋まっているような場所があった。 多くは陶器の破片で茶碗だったり屋根瓦だったり、なぜそんなところに 割れた茶碗やら屋根の瓦が埋まっているのか不思議だった。 不思議な魅力と好奇心に駆られ... 2023.04.01 くじら文庫
くじら日記 今の時代に考えておかないといけないこと。 人生、喜びと哀しみの繰り返しと言うけれど、時が経つと忘れてしまう。 なので、文章でやイラストで日記のようにその時感じたことや考えていることを 記録するようにしている。 絵は見返した時にその時の空気感や気持ちが、より鮮明によみがえる。 ぼくが... 2023.03.21 くじら日記
くじらのアトリエ音楽室 音楽で飯を食っていくということ プロになる。音楽で飯を食う。 かっこいいし、ずっとそこを目指してきたと言っても過言ではない。 みんなそうだと思う。音楽大学まで来てプロになりたいと思わない人 の方が少ないと思う。 だけれど現実本当に音楽だけで飯を食っていけるのはほんの一部の... 2023.03.14 くじらのアトリエ音楽室
くじらのアトリエ音楽室 ファゴットって一体何者? ファゴットという楽器は今でこそ知名度は上がったものの ポップスやジャズで使われるなど、身近に耳にする頻度は未だ低いままだ。 クラシック以外のミュージシャンと共演すると、時々 ファゴットってさぁなんでそんなに音小さいの?と言われる。 そう、フ... 2023.03.06 くじらのアトリエ音楽室
くじら日記 好きなことをして生きる 好きなことをして生きる。 というと何だか身勝手な印象も付きまとう感じがするけれど、 堂々と言ってしまう。 ぼくは好きなことしかしない。 我々は、何かをする、と考えるとき 意外と取り越し苦労にものごとを捉えていることが多いのではないだろうか。... 2023.02.20 くじら日記
くじら文庫 自分の感受性くらい 茨木のり子詩集 谷川俊太郎選 詩人、茨木のり子の詩に、自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ という一節がある。 その言葉が当時のぼくにはものすごく突き刺さった。 興味を持たれた方は是非詩集を手に取っていただいて、じっくり味わってください。 ぼくは音楽大学を卒業した... 2023.02.06 くじら文庫
くじら日記 がんばってがんばって 小学生の息子に、 がんばってがんばって、あたま良くならなくちゃいけないんだよ! と言われたとき、なんだか違和感を感じたぼくは、半分冗談のつもりで 逆だな!人間というのはがんばってがんばって、ばかにならないといけないんじゃない? と言ってみた... 2023.02.05 くじら日記