好きなことをして生きる

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好きなことをして生きる。

というと何だか身勝手な印象も付きまとう感じがするけれど、

堂々と言ってしまう。

ぼくは好きなことしかしない。

我々は、何かをする、と考えるとき

意外と取り越し苦労にものごとを捉えていることが多いのではないだろうか。

何かをする、または何かをしなきゃいけない、から

動作や感覚、感情だけに意識をぎゅうーっと絞り込んで

どんな動作をして、どんな感覚、感情が生まれるのかに、集中する。

そのうえで、心地良いと思った動作をする。そうでないと感じたらやめる。

ただそれだけ。

ぼくは今、音楽の仕事と介護の仕事をしていて

家に帰ればもちろん家事も育児もする。

今日はこれとこれとこれをやんなきゃ、とかあーもうやりたくない、と

思うことがしょっちゅうある。

たとえば、

日曜の朝ひとりでコーヒーでも淹れて、ノートに書き物をしたり

ゆっくり過ごしたいと思って早起きをしたとする。

妻と子供はまだ寝ている。

ふとキッチンに目をやると、昨日の夕飯の洗い物がうずたかくそびえている。

あー見なきゃよかった、とおもう。そこで

見なかったことにして、とりあえずやかんでお湯を沸かすことにする。

コーヒーが飲みたいのだ。

やかんに水を入れてコンロにかける動作をしたところで気づく。

コンロの“ごとく”が無い。。

昨日妻がコンロのそうじをしてくれて、

洗い途中の“ごとく”が時代の波に飲み込まれて洗い物の下の方〜に

埋もれてしまったのだ。

誰も時代と妻には逆らえない。

深く息を吸ってゆっくりと吐く。

両手のひらに意識を集中させる。

上の方から順番に食器のひとつひとつを愛おしみながら洗う。

そうしているうちに“ごとく”に手が届く。

一安心だ。お湯が沸かせる。しかし、

ふと、このままキッチンに居れば妻と、妻に言いくるめられた息子が

パパ朝ご飯作って〜と言ってくるに違いないと、気が気でなくなる。

もう一度深く息を吸ってゆっくりと吐く。

両手のひらに意識を集中させる。

コーヒーのことは、頭から追い出して、

白湯を飲むことにする。

コーヒーより、ノートに書き物をすることに集中したいと感じたからだ。

最近あった事を記録したり、ぐるぐると考えていることをまとめたり。

提出しないといけない書類を作ったり、楽譜にざっと目を通したりする。

あとちょっと、というところで息子がトイレに目を覚ます。

パパトイレ〜 

パパはトイレではない。

と言いたいところをぐっとこらえる。

トイレに座った上目遣いの息子に告げられる。

朝ご飯作って〜

うん。知ってる。オーケー

堂々と言ってしまう。

ぼくは好きなことしかしない。

左上 ミドリノートMDノートA5、方眼と無地

   方眼には日記や文章や絵、無地には

   アイデアやイメージを思うままに書く。

   表紙にミロコマチコさんのステッカーを貼っている。

左下 トラベラーズノート スパイラルリングB6MDホワイト シロクマ

    おもに絵を描くスケッチブックとして使っている。

    子どもとシェアしてお絵描きしたり、ページ数が100枚200ページ

    あるので気兼ねなくどんどん描ける。

右上 アカシアのトレー(もらいもの)に拾ってきたまつぼっくりや面白いかたちの

    木の実を集めている。 お部屋の飾りにもなるし、絵を描くときの素材にも

    なったりする。こういう むだ みたいなのが楽しい。

右上 お気に入りの筆記具 上から鉛筆と木製ホルダー LAMYサファリ万年筆 

             モンブランno146万年

右下 ロルバーンポケット付きメモA5 

メモと称するも立派な方眼ノート。ミシン目が付いていて、切り離して

   使うこともできる。だからと言って自然に切れてしまう事もない。

   ぼくはカレンダーを手書きして後ろのクリアポケットに収納して

   手帳として使っている。万年筆で書いても裏に抜けることは

   ほとんどない。ちゃんとダイアリーになっているものも

   あるのだけれど、こちらは個人的な好み。

             

   

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