くじら文庫

料理 料理 料理!〜高山なおみ、焦桐、料理エッセイとレシピの世界〜

自分の中で、あるいはジンセイで、2番目に好きなことを仕事にするのがいい。 という話を聞くけれど、それが本当ならぼくは料理人になるべきだったんだ。 とはいえ、何年か前までは和食とお蕎麦のお店の厨房で働いていたのだけれどね。 料理人とは名乗れな...
くじら日記

おおきくなったら。〜子どもとは、大人になろうとしている人間、ではない。〜

自分は子供のころ何になりたかっただろうか? 獣医さん?、動物園の飼育員?、蝶のコレクター?、そんな感じだったと思う。 今は?というと何故だか“言葉”や文章を書くことに惹かれている。 何の学校に行ったから、とか、そういったことで自分自身を縛り...
くじら文庫

街とその不確かな壁 村上春樹

今回は迷わず飛びついた。なぜって、また“あの街”に行けるのだから。 学生の頃、友達に勧められて読んだ“ねじまき鳥クロニクル”を一気に読んで 一気に村上ファンになった。そこから過去の作品を読み漁り “アフターダーク”まで読んだ。 そこから先は...
くじら日記

男子たる者、家庭円満の為にすべき事。

昨年あたりから心房細動という心臓の病気が見つかって、いろいろとあって、 ついに手術をすることになったのだ。 カテーテルアブレーションという手術で、 全身麻酔でそけい部からカテーテルを血管の中に入れ、 心臓の内部を低温で焼いて、その電気回路を...
くじら文庫

いしいしんじ 麦ふみクーツェ 〜へんてこさに誇りをもっていられるたったひとつの方法〜

とん、たたん、とん  真夏のむしあつい晩 ぼくはひとりめざめ、不思議な音に気づく。 光の差している窓辺にあゆみよると、窓の外は見たこともない黄金色にかがやく大地が えんえんとつづいているばかり。視線をうちの玄関先におとすと、そこには へんて...
くじら文庫

ネアンデルタール KINDRED Neanderthal Life, Love, Death and Art Rebecca Wragg Sykes

ぼくが子どものころ、 まだ、公園や空き地に瓦礫がたくさん埋まっているような場所があった。 多くは陶器の破片で茶碗だったり屋根瓦だったり、なぜそんなところに 割れた茶碗やら屋根の瓦が埋まっているのか不思議だった。 不思議な魅力と好奇心に駆られ...
くじら日記

今の時代に考えておかないといけないこと。

人生、喜びと哀しみの繰り返しと言うけれど、時が経つと忘れてしまう。 なので、文章でやイラストで日記のようにその時感じたことや考えていることを 記録するようにしている。 絵は見返した時にその時の空気感や気持ちが、より鮮明によみがえる。 ぼくが...
くじらのアトリエ音楽室

音楽で飯を食っていくということ

プロになる。音楽で飯を食う。 かっこいいし、ずっとそこを目指してきたと言っても過言ではない。 みんなそうだと思う。音楽大学まで来てプロになりたいと思わない人 の方が少ないと思う。 だけれど現実本当に音楽だけで飯を食っていけるのはほんの一部の...
くじらのアトリエ音楽室

ファゴットって一体何者?

ファゴットという楽器は今でこそ知名度は上がったものの ポップスやジャズで使われるなど、身近に耳にする頻度は未だ低いままだ。 クラシック以外のミュージシャンと共演すると、時々 ファゴットってさぁなんでそんなに音小さいの?と言われる。 そう、フ...
くじら日記

好きなことをして生きる

好きなことをして生きる。 というと何だか身勝手な印象も付きまとう感じがするけれど、 堂々と言ってしまう。 ぼくは好きなことしかしない。 我々は、何かをする、と考えるとき 意外と取り越し苦労にものごとを捉えていることが多いのではないだろうか。...