昨年あたりから心房細動という心臓の病気が見つかって、いろいろとあって、
ついに手術をすることになったのだ。
カテーテルアブレーションという手術で、
全身麻酔でそけい部からカテーテルを血管の中に入れ、
心臓の内部を低温で焼いて、その電気回路を正常に戻すというものだそうだ。
4日間の入院で手術は4時間8人部屋の病室だった。ぼくの他は皆さん
イイカンジにゆるんでいらっしゃる妙齢の御仁ばかりで、何だか落ち着かない。
落ち着かない原因のひとつとして、となりのベッドの方がごく頻回に鳴屁されるのだ。
しかも音のベクトルから察するに、
あきらかにこちらに向かって放たれているのがわかる。
くそぉ…(屁だけど) これは負けてはいられない。
返さねば、男の沽券に関わることだ。
がんばって、ここぞというタイミングでふんばってみるのだけれど、
それがなかなか良い音が出ない。
常日頃より卑屈にもスカす癖がついてしまったからだろうか?ちくしょう。
これも男の甲斐性だ。今度こそはデカいやつをと思うのだけれど、
小っちゃいのがぽにょんと出るばかり。しかも出そうになるたんびに出すもんだから、
一発が小っちゃくなるのは当たり前だ。ううう
負け惜しみじゃないけれど小さくたってぼくのはちゃんと“くさい”。
でも、布団の中で自分ばっかり嗅いでるとやっぱり何だか負けた気がする。
ただくさいだけだし。
ああ、こうして屁のツッパリ合いは続くのだった。
と、そんな中、この戦いに終止符を打つ出来事が起こる。
となりのベッドの患者さんがナースコールを押して看護師さんが来た。
声はカーテン越しなので丸聞こえ。
「あ、、あの、あのサよこからでちゃったヨ。」と仰られている??
デッカイの漏らしたんかぁぁぁぁ!
いや、ぼくも介護やっているからわかるけど、自然で当たり前のことだってわかるけど
いやしかし、いやしかし、くちゃい。
こうして患者として居るのと働いているのでは感じ方が違う。
尋常じゃなく、くちゃい!
うう、ぼくちゃんのなんか全然比にならないよぉ。
負けだ、完敗だ。
ああ、ご回復をお祈り申し上げます。
というような訳でぼくの手術も無事終わり…
否!
ブログというものは人様の役に立つ事を書くものなのに
何ぜ屁のことで尺を割いてしまった。情け無い。
この甲斐性無しめが!男子たるもの如何なる時も、世のためひとのためを思い
行動すべきではなかったのか?
ならばここで、我が家の家庭円満の秘儀をお伝えいたしましょう。
既婚男性の方には、特におすすめ致します。
もし、あなたの奥方、パートナーの方が測らずともあなたの目の前で
鳴屁されてしまった場合、屁ぇこいたんかぁ〜!なんぜトイレに行く前に屁だけここに
置いていくんか〜!と責めるのではなく、
優しく、“愛してるよ”と言ってあげて下さい。“大好きだよ”でも構いません。
クサい言葉でその芳香を相殺する、という効果があります。そしてお互いに良い気持ち
で居られるのです。
また、気持ちよくなったパートナーの方にもっと目の前で鳴屁されるという
弊害は多少ありますが、(屁ぇだけに。)そこはめげずに言い続けましょう。
きっと家庭円満になること間違いなし!
いかがでしょうか?是非ともお試しを。
因みに我が家では子どもが“した”場合にもちゃんと“大好きだよ”と
言ってあげることにしている。
気づかなかったりして言わないと、ねぇいま“した”んだけど何て言うの?
と催促されるのだけれど、ううん、まぁそこは深く考えないことにしよう。
大好きだよ!
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