先月末から体調もなぁーんだかすぐれなくて、ブログからもちょっと遠ざかっていた。
左の耳がずっと耳鳴りがして時々塞がったように聞こえなくなる。
時々痛いし熱っぽくもなる。
自分の声や吹いている楽器の音だけがやけにうるさく聞こえる。
以前は放っておいたのだけれど、これはだめだと思って耳鼻科に行ったら、
鼓膜が充血していた。
昔はこんなんじゃなかったのにな…なんてぶつぶつ言っても仕方がない。
出された漢方を飲んで、しばらくは楽器も吹かずにおとなしくしている。
ママが遅い日の夕飯のあと、息子と読書の時間と言って
二人とも全ての光る画面を消す
紙の本や紙に書かれたものだけを読んだり見たり描いたりする時間にした。
静かだ。とても静かだ。
静かだと今度は耳鳴りが気になってくるので、アナログだからいいでしょ、と小さな音でレコードをかける。
こういう時には…っと。
一枚目、グレン・グールドの弾くブラームスの10の間奏曲。
美しい! 音と音の行間の宇宙に吸い込まれて全く本に集中できない。
二枚目、ジョー・パスのアルバム ヴィルトゥーゾ#2
最高に気持ちいいギターのサウンドに酒が飲みたくなってくる。結局缶ビールを空けてしまう、全く本に集中できていない。
三枚目、スウェーリンクのハープシコードの曲集、
演奏はヘルマー・エルスナー
子供の頃ピアノのレッスンでピュイグ・ロジェ(だったと思う)
の曲集の中のスウェーリンクの曲が好きだったのを思い出して浸る。
気がつくとジャケットのライナーノーツを読んでいる。
その時点ですでにもう本に集中できていない。
息子はパパがせっかく図書館で悩みに悩み抜いて借りてきた
水木しげる先生の”河童大百科”を放っぽり出して
ゲームだかアニメだかのキャラクターをノートに描いていた。
終わり終わり、はいっ読書の時間おわり!風呂入って寝るぞー。
本は朝のお散歩の時公園のベンチで読むことにしようっと。
寒い朝の読書も頭がキリッと冴えて良い。
(あ、あの決してこの写真の本が退屈とかそういうことではないんです。確かこの時はヴァージニア・ウルフの”波”The Waveと格闘していたのですが、たまたま写真を撮ったのが小川糸さんのツバキ文具店だったというだけのことです。ドラマ化されていて有名というだけでなく原作、面白いですよ。是非読んでみてください。鎌倉に行きたくなること間違いなし!)
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