広い海を旅しながら歌を歌い、何千キロも離れた仲間や家族と交信するくじら。
そんなイメージに憧れを抱いていて、ぼくの移動式ワークスペースを密かに、
『くじらのアトリエ』と呼んでいる。
ノートとペン、あとはiPad でもあればじゅうぶん。
(今はMacBookになってしまったけれど)
いくらでもイマジネーションを膨らませることができるはず。
息子が生まれたとき、ぼくもクリニックに泊まった
そこの個室の壁に、親子で泳ぐ鯨の絵がかかっていた。
その絵がすごく良くて
くじらの母さんの子守唄という歌を作った。
“くじらの母さんが海のなかでうたを歌っているよ
生まれたばかりのきみを抱いて
みてごらん、波の上に月がでたよ
きみがいつかおおきくおおきくなって
とおい海のむこうのむこうに行ったとしても
静かな夜に耳をすませば
そっと聞こえるように
ずっとずっとうたを歌っているよ
くじらの母さんが海のなかでうたを歌っているよ
夜の海は静かに揺れる
くじらの母さんの子守唄がきこえてくるよ”
僕もこの『くじらのアトリエ』からうたを歌い続けてゆきたい、と、おもう。
